セラミックスの差し歯は、天然歯に最も近い色調と透明感を持っています。驚くほど自然な、美しい口元を取り戻すことができます。また非常に優れた硬さを持っており、長年にわたって、磨り減ったり、変色したりすることはありません。

治療ステップ

症例1.右上の前歯をセラミックス・クラウンで修復した症例

1治療前

10年以上前に被せていた右上の前歯の差し歯が、土台ごと外れてきて、来院された患者さんです。ちなみに、左上の前歯も、10年以上前に被せた、セラミックスの差し歯です。早急に、右上の仮歯を、プラスチックにて製作しました。

2ファイバーコアの形成・型採り

元々の自分の歯が残り少ないため、セラミックス・クラウンを被せるための、歯の土台を製作します。出来るだけ、健康な歯を削らないように注意して、歯の形を整えて、型採りを行います。今回は、歯の寿命を考慮して、ファイバーコアの土台を選択しました。

3ファイバーコアの製作

ファイバーコアとは、グラスファイバーにて製作した、歯の土台のことです。歯と近似した硬さで、柔軟なしなり具合を有するため、従来の金属の土台に比べて、歯に馴染みやすく、歯の根が折れにくいという、特性を持っています。

4セラミックス・クラウンの形成・型採り

ファイバーコアを慎重に歯に合着した後、セラミックス・クラウンを被せるために、丁寧に周りを削って、形を整えます。そして、歯ぐきの状態に注意して、セラミックス・クラウンの型採りを行います。

5セラミックス・クラウンの製作

技工所にて、セラミックス・クラウンを製作します。目立ちやすい前歯のため、色調・形態に十分注意して、製作することが大切です。

6治療終了

右上の前歯のセラミックス・クラウンをかみ合わせに十分注意して、接着剤にて合着します。周りの歯とも違和感なく、調和が取れて、色調・形態とも、患者さんの十分な満足を得ることが出来ました。

症例2.左上の前歯をセラミックス・クラウンで修復した症例

1治療前

以前に被せていた、左上の前歯の差し歯(硬質レジン前装冠)の変色が強くなってきたのを気にされ、再治療を希望された患者さんです。硬質レジン前装冠は、時間とともに少しすつ、黄色くなっていくので、注意が必要です。

2仮歯の製作

まずは、歯を傷めないように十分注意して、硬質レジン前装冠を、除去します。そして、治療中に前歯の審美性を損なわないために、プラスチックの仮歯を製作します。

3セラミックス・クラウンの形成・型採り

できるだけ歯を傷めないように十分注意して、歯の土台の周りを削っていき、形を整えます。今回は、メタルコアの周りにむし歯を認めず、もしメタルコアを除去すると、歯に相当なダメージが与えられると考えられたため、メタルコアは、そのまま除去せずに利用しました。

4セラミックス・クラウンの製作

技工所にて、セラミックス・クラウンを製作します。隣の前歯と違和感が無いように、色調・形態に十分注意して、製作することが大切です。

5治療終了

左上の前歯のセラミックス・クラウンを形態やかみ合わせに十分注意して、接着剤にて合着します。隣りの歯とは色調・形態とも、違和感なく、周りの歯とも調和が取れています。患者さんも大変満足されました。